初V王手前夜も「10時間ぐらい眠れた」稲垣那奈子の精神力「翌日のラウンドのイメージトレーニングだけをやって寝た」


優勝カップを手に笑顔を見せる稲垣那奈子(カメラ・渡辺 了文)

優勝カップを手に笑顔を見せる稲垣那奈子(カメラ・渡辺 了文)

◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 最終日(1日、徳島・グランディ鳴門GC36=6585ヤード、パー72)

 トップから出た早大卒の稲垣那奈子(24)=三菱電機=が2バーディー、3ボギーの73で回って通算7アンダーで逃げ切り、初勝利を飾った。日本女子プロゴルフ協会によると、東京六大学卒業者のレギュラーツアー優勝は初めて。早大卒としては男女通じて初。2000年度生まれの「ミレニアム世代」で6人目の勝者となった。海外メジャーの全米女子オープンと同週で有力選手が不在の大会で、プロ2年目がチャンスをものにした。

 ―優勝した今の気持ち

 「とてもうれしいのと、信じられない気持ちでいっぱい」

 ―勝因は

 「起伏が強いグリーンでもパッティングのタッチがしっかり合っていた」

 ―前夜は

 「10時間ぐらい眠れた。いつも翌日のラウンドのイメージトレーニングをするが、それだけをやって寝た」

 ―早大ゴルフ部を経て成長したこと

 「上下関係がしっかりしていて、練習もハード。1、2年生のときはついていくのがやっとだったけど、自分に甘えずに取り組んだ。OB、OGの方と接することも多くていろんな話をうかがったり、いろんな経験をさせてもらった」

 ―今後は

 「海外のツアーに行きたいという思いはずっとある。2勝目、3勝目とつなげていって、チャンスを丁寧につかんでいきたい」

最新のカテゴリー記事