◆米女子プロゴルフツアー メジャー第３戦 全米女子プロ選手権 最終日（２２日、テキサス州・フィールズ・ランチ・イースト＝６６０４ヤード、パー７２）
６位から出た岩井千怜（ちさと、ホンダ）が４バーディー、３ボギーの７１回って通算１オーバーとし、日本勢トップの４位。メジャーでは自身初のトップ１０フィニッシュを決めた。ホールアウト後に中継局ＷＯＷＯＷのインタビューに応じ「今日が風は一番落ち着いていて、自分のプレーも気持ちもすごく落ち着いていたので、今日が一番自分のやりたいプレーができた」と振り返った。
ボギースタート後、５番で５メートルを沈めて取り返したが、その後は耐える展開を強いられた。８番パー３ではティーショットをグリーン右のバンカーに入れてスコアを落とした。「ボギーはしょうがないという気持ちで、ボギーを打った分はバーディーで取り返そうという気持ちで９番に向かった。９番パー５のバーディーがすごく大きかった」。前半の最後、グリーン周りからのアプローチを寄せてバーディーとした。
１４番パー５で６メートル弱の下りを沈めると、距離が短いパー４の１５番では１オンに成功し、連続バーディーを奪った。「今日一日耐えていて良かったなと。ちょっとしたご褒美が最後に来てくれて良かった」と笑顔を見せた。「ベストを尽くしてやった結果が今なので。自分を褒めて、また次のメジャーももっと強い気持ちで臨めるようにまた切り替えて頑張ります」。来月のエビアン選手権で、優勝争いに加わる。