小祝さくら、敵は酷暑 2週連続優勝へ「今週は山場」


10番、ティーショットを放つ小祝さくら (カメラ・豊田 秀一)

10番、ティーショットを放つ小祝さくら (カメラ・豊田 秀一)

◇女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス プロアマ戦(23日、福岡・ザ・クイーンズヒルGC=6503ヤード、パー72)

 前週の明治安田レディスで今季初優勝を挙げた小祝さくら(ニトリ)が開幕前日の23日、プロアマ戦でインコース9ホールを回り最終調整を済ませた。ツアー通算12勝の感慨に浸ることは、やはりなかった。「(気持ちの変化は)何もない」ときっぱり。「シーズンの折り返しでもあるので、ホッとする余裕もない」。優しい笑みを浮かべつつ、淡々と語った。

 2年前に同コースに会場を移して以降、ツアー屈指とも言える酷暑との戦いが、例年繰り広げられている。北海道生まれの小祝は「まずは本当に熱中症にならないように気をつけて、生きて帰ってくることを今週は頑張ろうって、キャディーさんと言っている。先週も暑かったし、疲れも蓄積している。今週は山場かなって」と警戒した。

 右の小指と薬指の間と、左手首に痛みを抱えながらのプレーは今週も続きそうだ。「多分年もあるのかな。若いときはそういうのなかったので」と苦笑い。「試合中はまだ大丈夫だけど、朝のスタート前の練習とかはけっこう痛い」。21日に病院に行こうと考えたが、祝日だったため断念した。当分は針治療などでケアをしていく。

 次週は海外メジャーAIG全英女子オープン(31日~8月3日)が控えている。昨年は前週のCATレディースを欠場して準備期間を取ったが、今年は今大会を戦った後に渡英する。「去年は金曜日ぐらいに飛んだけど、時間がすごく余っちゃって。試合が始まるまでに『まだ月曜』『まだ火曜』みたいな感じだった。それが良くないなって思って、出ることにした。ギリギリに入ってポンポンと練習ラウンドして終わらせて試合、みたいな流れがいいかなって思ってそっちにした」と説明した。

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