河本結「年間女王になることが目標」「ゴルフと向き合っていきたい」 逆転で今季初優勝


18番ティーを打ち終え笑顔を見せる河本結(カメラ・今西  淳)

18番ティーを打ち終え笑顔を見せる河本結(カメラ・今西 淳)

◇女子プロゴルフツアー 北海道meijiカップ 最終日(10日、北海道・札幌国際CC島松C=6642ヤード、パー72)

 最終ラウンドが行われ、河本結(リコー)が1年ぶり3勝目を挙げた。首位と4打差の8位から出て1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、通算9アンダーで逆転Vを飾った。

 優勝スピーチで「今季やっと優勝することができた」と喜びを語った河本。「年間女王になることが、ずっと目標にある。そのために準備が大事だと思うので、一日一日を大事にしっかり準備して、ゴルフと向き合っていきたい」と決意の言葉を述べた。ギャラリーに向けて「皆さんの応援が力になった。これからもいっぱいいいショットを届けられるように頑張っていきます」と感謝した。

 河本は前半の3番、9番でバーディー。13番で1つ伸ばした後、14番でボギーをたたいた。だが、15番パー4(400ヤード)は残り157ヤードから6アイアンで放っただい2打が直接カップに吸い込まれ、圧巻のイーグルを奪取。単独首位に浮上した。終盤は同組の鶴岡果恋(明治安田)、最終組の森田遥(フリー)らとの優勝争いを制した。

 26歳の河本は、勝みなみ、渋野日向子ら1998年度生まれの「黄金世代」の1人。プロ8年目の今季は前試合まで2位が2回、3位が4回と存在感を発揮してきた。7月の資生堂JALレディス、ミネベアミツミレディスは腰の痛みなどの影響で2戦連続で棄権したが、明治安田レディスで2位と復調。今大会は最終日で4打差を逆転し、3勝目を飾った。

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