男子ゴルフ史上初! キャディーに選手賞金の10%を贈呈 進藤大典氏「新しい文化ができれば」


ロピアフジサンケイクラシックの開幕前日に取材に応じた大会アドバイザーの進藤大典氏(カメラ・星野浩司)

ロピアフジサンケイクラシックの開幕前日に取材に応じた大会アドバイザーの進藤大典氏(カメラ・星野浩司)

 男子プロゴルフツアーのロピアフジサンケイ・クラシックは4日から4日間、山梨・富士桜CC(7424ヤード、パー70)で行われる。

 今大会から大手スーパーマーケット「ロピア」が特別協賛。選手の獲得賞金(総額1億1000万円)とは別に、帯同キャディー(プロキャディー)に選手獲得賞金の10%相当が贈られることが決定した。優勝者のキャディーには「ロピア・ベストサポート賞」が贈呈される。日本ゴルフツアー機構(JGTO)によると、男子ツアーでキャディーへの賞金提供は史上初となる。

 長年プロキャディーとして活躍し、今大会アドバイザーの進藤大典氏は「ロピアさんから心強いお力添えをいただいた。男子ツアーで頑張っているキャディーさんを応援できるのは本当にうれしい。新しい文化ができれば素敵だと思う」と話した。

 ロピアの高木勇輔社長が、かねて親交が深い進藤氏を通じ、男子選手を支えるキャディーの仕事に共感。女子ツアーに比べて試合数も賞金額も少なく、キャディーが集まりにくい男子ツアーの現状を改善するために2人が中心となって発案し、実現した。同社長は「キャディーさんが男子ツアーにもっともっと来てくれるキッカケになればと思います」と期待を寄せた。

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