
Sansan・KBCオーガスタ第3ラウンド後に試合会場でライブを行ったHKT48と記念撮影する阿久津未来也(中央)
◆男子プロゴルフツアー ロピアフジサンケイクラシック 第1日(4日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)
第1ラウンドが行われ、ツアー1勝の阿久津未来也(フリー)は4バーディー、1ボギーの3アンダー67で回り、首位と2打差の5位で発進した。
出だし10番をバーディーで滑り出すと、難関の15番では奥のラフから10ヤードのアプローチをチップインバーディー。後半の2番で7メートルをねじ込んで伸ばし、7番でボギーを打った直後の8番でバウンスバックした。パー70ではツアー史上最長となる7424ヤードのモンスターコースを67で回り「1番から18番まで息をつくホールがないほど難しい。初日アンダーパーで切れたのは自信になる」と胸を張った。
今大会は、アマチュア時代の11年に男子ツアーに初出場。「(石川)遼さんの3連覇がかかっていたのを覚えてる。僕は小平(智)さんと回って23位だった」と懐かしんだが、「富士桜は好印象ではないですね。(21年に)最下位だったこともある。ある時は試合を休もうかと思ったくらいイメージは良くない」と苦笑しながら明かした。「今日は風が穏やかで、モンスターむき出しって感じじゃなかったけど、雨と風がまじったらどうしようもない。久しぶりに耐える勝負になる」と2日目以降を見据えた。
Sansan・KBCオーガスタの第3ラウンド後、18番グリーンサイドでアイドルグループ・HKT48のライブを鑑賞。AKB48グループ好きとして知られる阿久津は、ヒット曲「フライングゲット」のダンスを“完コピ”してノリノリで踊る場面もあった。「賛否両論ありました。『なにやってんだ、こいつは…』と(笑い)」。それでも、最終日は65のビッグスコアで5位に入り「踊って5位だったから、みんなに『踊った甲斐があったね』と言われた」と笑みを浮かべた。
2日目は首位と2打差で臨む。初優勝を挙げた6月のミズノオープンに続く2勝目に向けて「しっかりスコアを積み重ねていきたい」と意気込んだ。