左手首痛の小祝さくらが手術決断、今季残りツアーは欠場 「また元気な姿でプレーできるように努力します」


小祝さくら 

小祝さくら 

 ゴルフの日本女子ツアーを左手首痛のために欠場している小祝さくら(ニトリ)が完治のために手術することを決断し、今季の残り試合を欠場することが8日、小祝の個人マネジメント会社から発表された。

 小祝は7月の明治安田レディスで今季初優勝、通算12勝目を挙げ、翌週の大東建託・いい部屋ネットレディスでも第1日を首位発信して絶好調だったが、第2日の9ホールを終了後、左手首痛を訴え、欠場。以来、ツアーから離れ、治療と安静に努めていた。

 個人マネジメント会社は「プレー時におけるけがの状況が思うように回復に向かわないため、新たな専門医の診断を受けたところ『TFCC損傷(尺骨側手関節三角線維軟骨複合体損傷)』との診断を受けました。TFCC損傷とは、手首(特に小指側)にある軟骨と靱帯の複合体である『三角線維軟骨複合体(TFCC)』が損傷した状態で、特にクラブを振るなどの回旋運動を行う際に痛みが伴い、ゴルファーはじめ手首を酷使するスポーツ選手にみられる症状となります。安静、固定器具、リハビリなどの保存療法で一定の症状改善はしたものの、この部位は手首の安定性や回旋動作に重要な役割を担っており、今後の競技への影響や選手生命を考慮し、慎重に医師と検討を重ねた結果、早期に試合復帰するためにも手術を受ける決断をいたしました。シーズン途中での手術となりますので、今シーズンは残り試合を欠場させていただきます」と発表した。

 小祝はマネジメント会社を通じて「このたびは、多くの皆さまにご心配をおかけしております。大好きなゴルフをこれからも続けていくため、今は無理せず、治療に専念をして、また元気な姿で皆さまの前でプレーできるように努力してまいります。これからも温かく見守って頂けると嬉しいです」とコメントした。

 小祝は2017年にプロテストに一発合格。ツアーに本格参戦した2018年から、すべて年間ランキングはトップ10をキープ。ほとんどの試合に出場を続ける「鉄人」だった。故障を完全に治し、来季から再び、ツアーで活躍することが期待される。

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