36歳・小平智「あの年でも変わっていける」 57歳ベテラン谷口徹から刺激 今季は「あと3勝したい」


18番でプレーする小平智

18番でプレーする小平智

◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第2日(26日、大阪・泉ヶ丘CC=6993ヤード、パー71)

 第2ラウンドが行われ、6位で出た小平智(Admiral)は1イーグル、3バーディー、1ボギーの67で通算10アンダーに伸ばし、首位と1打差の3位でホールアウトした。

 難易度が高い前半のインは16番で3パットのボギー。「ずっとイライラしながらラウンドしてた」と言うが、後半は4番パー4で残り85ヤードからロフト角60度ウェッジで放った第2打が直接カップインしてイーグルを奪った。「あれで流れが変わってくれた」。6番パー3で伸ばし、8番は3メートル、9番は1メートルに寄せて連続バーディーで締めた。

 予選ラウンドはツアー20勝の谷口徹(フリー)、同5勝の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)と同組で回った。特に57歳ベテランの谷口からの刺激は大きい。

 36歳の小平は「前に回った時より谷口さんがショットが良くなってた。アプローチ、パターがやっぱりうまかった。あの年でも変わっていけるんだという姿を見られて刺激を受けた。まだ向上心がある。毎回、稲森に『飛距離で勝った、負けた』ってやっていた。ラウンド中にも勝った、負けたがあるのがすごい」とうなった。

 8月のISPSハンダ夏の決戦トーナメントで7年ぶり8勝目を挙げ、賞金ランク7位につけている。来季米ツアーへの再挑戦を掲げ、12月の予選会(QT)に臨む予定。小平は「QTで今のところアメリカのセカンド(2次)からで、カシオ(ワールドオープン)とJT(カップ)に出られない予定。そこまでに3勝ぐらいはしたいなって思っているけど、今いいチャンスなので狙っていきたい」と力を込めた。

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