「私は最強~♪」 1人カラオケ3時間熱唱でリフレッシュ 吉沢柚月が3打差16位と好発進


14番、笑顔を見せる吉沢柚月 (カメラ・豊田 秀一)

14番、笑顔を見せる吉沢柚月 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本女子オープン 第1日(2日、兵庫・チェリーヒルズGC=6616ヤード、パー72)

 第1ラウンドは行われ、プロ2年目の吉沢柚月(三菱電機)が4バーディー、ボギーなしの4アンダー68で回り、首位と3打差の16位と好発進した。

 出だしの1番で7~8メートルのパットを沈めてバーディー発進。4メートルを決めた9番から3連続バーディーを奪い、メジャー仕様の難コースをボギーなしで締めた。「1日目にスコア出すのが苦手というか、ボ~ンっていけるのが少なかったので自分でもすごいうれしい」と声が弾んだ。

 趣味は1人カラオケ。前週に広島で下部ツアーを戦った後、兵庫県に移動した28日に久しぶりにカラオケ店に足を運んだ。「3時間やりました。休んでるのがもったいないので、ずっと歌ってた。歌い慣れてお腹を使えるようになって、喉がもつようになった。腹圧を意識して、ゴルフにつながるように」と笑顔で打ち明けた。

 声が比較的低いため、back numberや優里ら男性歌手の曲も歌うが「それだと腹圧が鍛えられないので、高い曲を歌います」と吉沢。「十八番は決まってない」と言い、今回はAdoの「エルフ」や「私は最強」を熱唱した。「歌うと予選落ちした時には元気が出るし、気分も上がる。来週も行こうかな」とリフレッシュが好成績につながっている。

 8月下旬のニトリレディス、ゴルフ5レディスで2戦連続の12位。2週前の下部ツアー・山陽新聞レディースカップでプロ初優勝を飾った。好調の要因について「一番はパターが良くなった」と自己分析する。以前はカップに入れたい気持ちが強く、パッティングのタッチが強くなるミスが多発。「その欲を消さなきゃ入らないと思った。今は距離感をずっと考えてる。ラインは決めたら距離感を意識して、やり始めてから良くなった」と好転した。

 竹田麗央(ヤマエグループHD)、川崎春花(村田製作所)らと同じ2003年度生まれ「ダイヤモンド世代」の21歳。レギュラーツアー初優勝に向けて「1日目をいい位置で終われたので、トップ10入りを目指して頑張りたい。最低12~13アンダーは必要になる」と見据えた。

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