
練習ラウンドの18番でショットの前に笑顔を見せる松山英樹 (カメラ・堺 恒志)
◆米男子プロゴルフツアー ベイカレント・クラシック・レクサス 練習日(7日、神奈川・横浜CC=7315ヤード、パー71)
松山英樹(LEXUS)が開幕を2日後に控えた7日、公式会見に出席。ゴルフの状態について「悪くないと思う。あとは明日でしっかり詰められれば、楽しみな1週間になると思う」と笑顔を見せた。
前日6日にアウト9ホールをチェック。この日は午前7時半から大勢のギャラリーを引き連れてインコース9ホールをプレーした。会場の横浜CCはプライベートラウンドの経験はあるが、試合では初めて回るコースになる。「グリーンがすごく小さいので、どこに外すかということも大事。アイアンショットの精度も求められる。距離はそんなに、長いホールは2、3ホールしかないので、ショートアインの距離感であったり、横の幅の精度が求められると思う」と語った。
米ツアー仕様の景観が広がる横浜CC。「特にバックナインはスタンドが多い」と口にした。237ヤードのパー3の名物ホール16番は「よくPGAでプレーしているような感覚だったので、試合でも楽しみだなと思う」。日本ツアーの横浜ミナトチャンピオンシップで18番として使用されたホール。この日は第1打を左バンカーに入れたが、2打目でピン手前2メートル半につけた。ギャラリーの歓声に、帽子のツバに手をやり、ティーグラウンドから笑みを返した。
3週前の欧州ツアー、BMW欧州プロ選手権(英国)は第2ラウンドで首位に立ちながら13位だった。「2日目まではいいプレーができたけど、3日目、4日目は納得のいくプレーではなかった。でもそこで気づくこともあった。初日、2日目よかったこと、3日、4日目だめだったこを踏まえて練習しているので、それを明日のプロアマでしっかり調整して、週末をいい位置で回れるように頑張りたい」と表情は明るい。
日本で行われる唯一の米ツアーとあり、練習日から西郷真央、神谷そら、渡辺彩香、三ヶ島かな、高木優奈ら女子プロが来場。熱視線を送られた。昨年まで千葉で開催された前身のZOZOチャンピオンシップは2021年に制している。「今年もこうして日本のファンの皆さんの前でできるのはすごく楽しみ」。ホームの応援を力に、スタートダッシュを決める。