片岡尚之 敗れた清水大成の祝福に涙「泣きながら『おめでとう』って言ってくれた」


優勝しガッツポーズをする片岡尚之(カメラ・中島 傑)

優勝しガッツポーズをする片岡尚之(カメラ・中島 傑)

◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 最終日(19日、栃木・日光CC=7238ヤード、パー70)

 7打差6位から出た片岡尚之(フリー)が68で回り、通算3アンダーで並んだ原敏之(さとし、YAGOKORO)とのプレーオフを制し、2021年ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品以来4年ぶりとなるツアー2勝目。来年のマスターズと全英オープンの出場資格を得た。

 優勝が決まった直後、18番グリーンで片岡の元に祝福に訪れたのは清水大成だった。4打差の単独首位で出ながら77と崩れ、4位に終わったにもかかわらず、プレーオフ終了まで待ってくれていた。2人は普段から仲が良い間柄だ。清水がプレーオフの末に初優勝を飾った5月の日本プロ選手権では片岡が試合終了まで待ち、喜びを分かち合った。

 片岡は優勝会見で「大成っていう言葉を出すと、もう泣きそうなんですけど」と言葉をつまらせた。「今日は本当に悔しいラウンドだったと思う。それでも来てくれて、泣きながら『おめでとう』って言ってくれた。うれしかったし、そういう人間性が本当に好きなところ」と目を潤ませた。

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