
18番でギャラリーの声援に応える石川遼(カメラ・宮崎 亮太)
◆国内男子プロゴルフツアー フォーティネット・プレーヤーズ・カップ 最終日(2日、千葉・成田ヒルズCC=7137ヤード、パー71)
5打差5位で出た石川遼(カシオ)は4バーディー、ボギーなしの67で回り、通算15アンダーの5位で大会を終えた。前戦の日本オープンで3位に入るなど、直近の4試合でトップ5が3度。「自分の感覚と数字、内容、評価が少しずつ上がってきているなかで、結果もついてきているので、しっくりくる感じはある」と上々の手応えを感じている。
1番で第2打を1・8メートルにつけた。2番は2メートル半を決めきり、3番は第2打を60センチにからめて3連続バーディーでスタートした。しかしその後はパーを重ねる展開が続いた。「これが初日や2日目だったら、本当にすごくいいゴルフだったで済んでいるけど、最終日なので物足りなさは感じてしまいがち。ただ、なかなかこれ以上は難しかった。できることはできたかなとは思う」。最後まで自分のやるべきことに集中できた。
「6、7、8番アイアンあたりの距離がはまらなかったし、精度もあまり良くなかった」という一日ではあった。4番以降は10メートル近い長いバーディーパットが残る場面が多かった。9、10番では2メートル強のチャンスにつけたが、続けてカップに蹴られた。「焦りから崩れるっていう方に、つながらなかったのはよかった。これを続けていきたい」と口にした。
「100点満点のラウンドは今週4日間なかったけど、70点、80点のゴルフが日本オープンから8ラウンドできている。そこは前進。ミドルパット、ロングパットが決まってくれたらビッグスコアは出せると思うし、自己評価を上げていけるような内容はまだまだ目指せる」。次週のACN選手権(6~9日、兵庫・三木GC)も、楽しみになってきた。

