
笑顔で10番をスタートした都玲華(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 最終日(2日、埼玉・武蔵丘GC=6690ヤード、パー72)
21歳ルーキーの都玲華(大東建託)は31位で出て5バーディー、4ボギーの71で回り、通算4アンダーの34位でフィニッシュした。
ホールアウトした都のタイツは、太もも部分に穴が空いていた。この日は全体で6番目に多い33パットと苦戦。「とにかくパターに悩んでいて、前半はテイクバックが訳わかんなくなった。悲しいと思って太ももをポリポリかいたら、タイツに穴が空いた。タイツにも心にも穴が空いた」と肩を落とした。
出だし10番パー5からパッティングが乱れた。第3打を6メートルに乗せたが、上って下るラインを読み切れずに3パットでボギー発進。4ボギーのうち3つが3パットで、残り1つもカラーからアプローチが寄らなかった。その後も2~3メートルにつけてもパットは入らず。「いい時はチャンスなのが全部ピンチで、打てないから気持ち悪くて緩んで手が出てこなくて全部ショートした」と嘆いた。
パーオン率は88・89%とショット精度は安定。「一番足を引っ張ってるのはパター」と課題は明白だった。ラウンド中に修正を図り、「ピンを向いたまま打ったり、素振りしてる間に悪いイメージが出るから素振りせずにやったり。(3種類の握り方に取り組む)グリップも全部試して、足も松山(英樹)さんみたいに広げてみたり、途中から足を閉じたり。とにかく芯に当たらず、ミスヒットばかりで転がりが悪い。修正しないとダメですね」と語った。
初日は自身初の首位発進と最高のスタートを切ったが、2日目は75と大たたき。この日も伸ばせなかった。「残念な結果に終わった。予選は通れてるけど、思うような成績は出せてない。でも、自分はこのくらいのレベルだなと…」と痛感した。
メルセデス・ランクは来季シード圏内の48位。次週の日米共催・TOTOジャパンクラシックは出場資格がなく、実家の徳島に帰省する�\x80\x82「遊んでる暇はなさそうなので練習して、残り2試合はトップ10を目指して頑張りたい」と前を向いた。

