
2週連続優勝が懸かる佐藤大平(カメラ・高木 恵)
◆男子プロゴルフツアー ACN選手権 プロアマ戦(5日、兵庫・三木GC=7004ヤード、パー71)
前週のフォーティネット・プレーヤーズ・カップでツアー初優勝を飾ったプロ10年目の佐藤大平(クリヤマHD)が開幕前日、会場で取材に応じた。「優勝の実感よりも、今週調子悪いなという方が大きい。今週は予選落ちしたくない」と表情はさえないままだった。
優勝翌朝にはコース入りし、3日、4日と9ホールをラウンドした。絶好調だったショットが一変した。「変わるんですねえ…練習からも良くないし、コースを回っても良くない。終わってすぐでこんなにダメになるもんかなあ、というくらいダメ」と首をかしげた。
祝福のメッセージは「ありがたいことに、たくさんいただいた」。仲が良い2022年賞金王の比嘉一貴からは「優勝後はアドレナリンで眠れないですよ」と言われた。「本当に眠れなかった。日曜日も眠れなくて、月曜日も眠れなかった。早く寝ているのに早く起きてしまう」。これもまた、初めての経験だった。
プロの世界では、初優勝直後の試合が大事だと言われている。「めちゃくちゃ大事だと思っているんだけど、それを超えるくらい調子が悪い。とりあえず予選だけは通りたい」と気合を入れ、練習場に向かった。

