20歳・馬場咲希「強気に攻める」 菅楓華ら同級生の優勝に刺激 初出場のTOTOジャパンCで上位狙う


ティーショットの練習する馬場咲希(カメラ・谷口 健二)

ティーショットの練習する馬場咲希(カメラ・谷口 健二)

◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック プロアマ戦(5日、滋賀・瀬田GC=6616ヤード、パー72)

 20歳の米ツアールーキー・馬場咲希(サントリー)が日、プロアマ戦で最終調整し、初出場となる今大会へ意気込みを語った。

 米ツアーメンバーとして日本ツアーに初出場。「ランキングが上位の人たちしか出られないし、日本開催の大会にLPGAメンバーとして出られてうれしい」と笑顔を見せた。瀬田GCは初挑戦だが「グリーンの傾斜が強くて、受けグリーンが多い。ピン横や奥につけると難しい」と警戒しつつ、「いつも強気なプレーがしたいと思ってる。今週も練習したことをしっかり試合にできるようにやって、強気に攻めていきたい。上位を目指す」と力を込めた。

 4日は国内ツアー6勝の渡辺彩香(大東建託)と練習ラウンド。同じ坂詰和久コーチに指導を受ける先輩から貴重な助言をもらった。「今年、自分がプレーしてて感じた悩みを話して、彩香さんに考えを聞いた。ラウンド中の気持ちの持ち方や、打つ前にどういう考えでアドレスに入るか。自分がダメだなと思ったところを言葉にして言ってくれた」。米ツアー1年目で痛感している課題の改善に向けて、大きなヒントを得た。

 今季の国内ツアーでは、同じ05年度生まれの菅楓華、入谷響、荒木優奈が優勝。ジュニア時代から全国大会などで切磋琢磨(せっさたくま)したライバルの活躍に刺激を受けた。「楓華ちゃんは一緒に(23年の)プロテストに合格した同期だし、そういう人たちの優勝を見て、自分も優勝に向けて頑張りたいなという気持ちが沸いてきた」と気を引き締めた。

 年間ポイントランクは来季シード圏内の63位。目標は、60位以内が出場できる最終戦・CMEツアー選手権(20日開幕、フロリダ州)の出場だ。馬場は「もちろん目指してやるけど、今ある課題を試合でしっかりやることを一番に考えて、それができていれば結果も着いてくる」。目の前のプレーに集中した先に、目指す舞台が待っている。

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