蝉川泰果「久々にいいスタート」地元で2打差3位発進 今季2勝目で賞金ランクトップ浮上へ


◆男子プロゴルフツアー ACN選手権 第1日(6日、兵庫・三木GC=7004ヤード、パー71)

 第1ラウンドが行われ、賞金ランキング3位の蝉川泰果(アース製薬)が7バーディー、2ボギーの5アンダー66で回り、トップと2打差の3位につけた。アマチュアの小林匠(大阪学院大3年)が4連続を含む9バーディー、2ボギーの7アンダー64をマークし単独首位発進した。

 蝉川は「最近は初日が悪いなかで、久々にいいスタートで良かった」と笑顔で振り返った。12番パー5で5メートルを沈めると、13番は残り80ヤードの第2打をピンそば1メートルにからめた。14番では3メートルを決めきり3連続バーディーを奪った。ティーショットの落とし所が狭いコースだが蝉川は14ホール中10ホールでドライバーを握った。

 ツアー直近8試合でトップ10を外したのは1度だけと好調が続いている。賞金王レースはトップの生源寺龍憲と約700万円差の僅差。今大会で優勝ならトップに浮上する。風が吹いたこの日、低い球を多用したが「うまく打てていない。自分の思っている出球が低い球の時にそろってくれば、けっこういいところにいくんじゃないかな」。課題と手応えの両方を口にした。実家から車で30分の地元大会で今季2勝目を挙げ、初のキングへ弾みをつける。

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