
好スタートを切った生源寺龍憲(カメラ・高木 恵)
◆男子プロゴルフツアー ACN選手権 第1日(6日、兵庫・三木GC=7004ヤード、パー71)
第1ラウンドが行われ、今季2勝で賞金ランキング1位の生源寺(しょうげんじ)龍憲(フリー)が6バーディー、1ボギーの5アンダー66をマークし、トップと2打差の3位で発進した。アマチュアの小林匠(大阪学院大3年)が4連続を含む9バーディー、2ボギーの7アンダー64をマークし単独首位発進した。
生源寺は10月の日本オープンで今季初の予選落ちを喫すると、前週のフォーティネット・プレーヤーズ・カップも2日で大会を終えていた。2戦連続で決勝ラウンドに進めず迎えた今週は、前半の10、11番で2メートルにつけて連続バーディーでスタート。「余裕を持ちながらプレーできた」とうなずいた。
「スコアもそうだけど、ラウンド中の感触も良かった。ここ数試合ショットが良くなくて、チャンスにつかない苦しいゴルフだったけど、今週はフィーリングが戻ってきた」と復調の兆しを感じている。(体の方向を確認するための器具)アライメントスティックを使ったり、シャフトが柔らかい練習用のアイアンで調整するなど、基本の練習を増やした。「シーズンを戦っていくなかで、ちょっとずつずれていくところがあったので、そこをしっかりまた基本に戻ってやった」。ウォーミングアップ、トレーニングの仕方も見直した。
賞金レースは2位の金子駆大(こうた)が約400万円差まで迫ってきた。「賞金王よりも、アメリカのQT(予選会)に行きたい。そこのランキングを目指してやっているので、一試合、一試合大事になってくる」。ダンロップフェニックス(20~23日)終了時の2位から5位は2次(12月2~5日)から、1位は最終(11~14日)から受けることができる。「しっかり通って来年アメリカでプレーできるように、そこに向かってやっている」と今のテーマに触れた。

