
プロテストに合格した吉崎眞夏(カメラ・朝田 秀司)
◆女子ゴルフ 最終プロテスト 最終日(7日、岡山・JFE瀬戸内海GC=6464ヤード、パー72)
4日間72ホールの戦いが終わり、18位タイまでの22人が突破した。沖縄カトリック高3年の18歳、吉崎眞夏(マーナ)が通算3アンダーの9位で一発合格を果たした。
3日目は71と伸ばしきれず圏外の30位だった。「昨日終わってから号泣していた。本当に思うようにいかなかったので。ここまで準備してきて、今までやってきたことがこの1週間で出せないってなると本当に悔しいので、最終日はすべての集大成を出せるように準備した」。今年の日本ジュニア覇者は実力を発揮し、68と伸ばした。
パッティングと100ヤード以内のウェッジショットが武器だが、グリーン上で苦戦を強いられた。「1メートル以内についても入らなくて。自分の得意なものがここまでうまくいかないと本当にきつかった」。精神的にも追い込まれながら、4日間を戦い抜いた。
理想を明確に描いている。「世界で勝てるプロになりたい。みんなから目標にされるような、人間的にも素晴らしいアスリートになりたい。少しでも多くの子供たちに目標にしてもらえるようなプロゴルファーになりたい」と大きな瞳を輝かせた。同じ沖縄出身の宮里藍さんに憧れる。「ずっと目標にしている人。人柄にもすごくひかれる。私もそういう風になれたらいいなと思う」と口にした。
これまで登録名は「マーナ」で試合に出場してきたが、今回は「眞夏」。「本当はカタカナで出たかったけど、本名じゃなきゃならなかったので。また戻します。カタカナの方が皆さんに覚えていただきやすいと思うので」と笑顔で言った。

