
試合中止が決まり取材に応じた佐久間朱莉(カメラ・谷口 健二)
◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 最終日(9日、滋賀・瀬田GC=6616ヤード、パー72)
最終ラウンド(R)は降雨によるコースコンディション不良のため、競技中止が決定した。54ホールの短縮競技となった。
3打差4位で出た佐久間朱莉(大東建託)は1番で伸ばし、2番でボギー後に3、4番で連続バーディー。首位の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)に2打差と迫っていた5番のグリーン上で中断のホーンが鳴った。「こうなることは昨日の時点から予想されてたので、しょうがないかなと思う。やりたかったなという思いはある」と本音をのぞかせた。
第3R終了時の12アンダー4位で大会を終えた。今季の獲得賞金は2億円を突破。佐久間は「やったぁ~。うれしいです。使い道? ちょっと考えます」と笑顔を見せた。
前週時点でメルセデス・ランキング2位の神谷そら(郵船ロジスティクス)に541ポイント差をつけていたが、今大会62位の神谷との差はさらに広がった。年間女王に大きく前進し、「早いうちに決めたい気持ちはあるけど、やることは変わらない。まずは自分がいいプレーをできたらと思う」と冷静に話した。
今季は、次週の伊藤園レディス(14~16日、千葉・グレートアイランドC)など残り3試合。「残り試合も少なくなってきたので、体調崩さないことをしっかりしたい。ちょっとでもいい順位で毎試合終えられるようなプレーをしたい」と力を込めた。

