石川遼「高い次元でやれるように」「自分自身が試されてる」 2連覇&大会最多5勝目を狙う


三井住友VISA太平洋マスターズのプロアマ戦を終えて取材対応する石川遼

三井住友VISA太平洋マスターズのプロアマ戦を終えて取材対応する石川遼

◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ プロアマ戦(12日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 前回大会覇者でツアー20勝の石川遼(カシオ)が12日、プロアマ戦で最終調整し、史上7人目の大会2連覇に向けて意気込みを語った。

 昨年大会は1打差2位で出た最終日に逆転優勝。10、12、22年に続く大会単独最多の4勝目を飾った。相性の良いコースに帰ってきた石川は「気持ちが上がるというよりも落ち着く。気温も今年はちょっと寒いけど、自分の飛距離は1年前よりドライバーはキャリーで5ヤードくらい伸びた。コースは変わってなくても、自分は変化はあるので、それを合わせていく作業になる」と見据えた。

 前週まで3位、5位、7位と3戦連続でトップ10入りと好調だ。「ずっと自分の状態自体は悪くないと思っていたので、そこにスコアに直結してくるようなアプローチやリカバリー系の部分を夏ぐらいからだいぶ合わせていけるようになってきた」とショートゲームに手応えがにじむ。さらに「ロングゲームも常に完璧というわけにはいかないけど、高い次元でやれるように意識している。100点というより80~90点のショットをどれだけ高い頻度で打っていけるかなと思う」と語った。

 賞金ランクは、首位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり、フリー)と3375万円差の13位。今大会の優勝賞金4000万円を獲得すれば一気にトップに立つ可能性はある。

 2連覇と自身が持つ大会最多を更新する5勝目がっかる。石川は「こればっかりは、意気込んで良い方に行くことはほぼない。本来ならフィールドに対して自分がどういうプレーをするかの話。いろんな状況が重なるのは、自分との戦いになる。自分が4日間どういうゴルフをするかというところに注視していく。みんなに勝つ、一番になりたい気持ちはあるけど、自分ができることに集中していくことしかできない。自分自身が試されているので、す�\x94く楽しみ」と気を引き締めた。

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