
三井住友VISA太平洋マスターズのプロアマ戦を終えて取材対応する中野麟太朗
◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ プロアマ戦(12日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)
22歳の誕生日だった11日にプロ転向を表明した中野麟太朗(早大4年)が12日、プロアマ戦で最終調整し、プロデビュー戦に向けて意気込みを語った。
23年の日本アマチュア選手権を制した中野は11日に太平洋クラブとスポンサー契約し、プロ転向を表明した。予選ラウンドはツアー20勝の石川遼(カシオ)、賞金ランク1位の生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり、フリー)と同組。「注目組に入れてもらえるのもあまりなかった。絶対に緊張もするし、それがいい方向に転がるように準備するだけ」と言い切った。
石川とは11日のプロ転向会見前にクラブハウスのトイレでバッタリ対面した。「ペアリングお願いします、この後に記者会見です…と伝えたら、『光栄です』と言われちゃった。こっちが光栄ですとう感じです。本当に気さくで、石川遼さんがいつまでも人気なんだなと感じた。そういう選手になりたい」と笑みを浮かべた。
185センチ、95キロの恵まれた体格で豪快なドライバーショットが武器だが、気温が低い御殿場でラウンドを終え「キャリーで10~15ヤード飛んでない気がする」と警戒する。プロ初戦に向けて「ここでオーバーをほとんど打ったことはないけど、練習ラウンドをしている感じでは全然(オーバーを」)打ちそうな感じはある。とにかくアンダーを目指したい。一生に一度のデビュー戦なので、思いっきりやりたい」と声を弾ませた。

