渋野日向子は54位発進「すごく追い込まれてる」 トランプ米大統領の孫娘とプレー「めちゃくちゃいい子」


◆米国女子プロゴルフツアー アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン 第1日(13日、米フロリダ州・ペリカンGC=6349ヤード、パー70)

 第1ラウンドが行われ、来年のシード権確保へ最後の試合となる渋野日向子(サントリー)は1バーディー、2ボギーの1オーバー71で54位と出遅れた。

 来年の出場権をかけた一戦で、初日をオーバーパーとした渋野は「すごく苦しいラウンドだった」と悔しさをにじませた。

 前半の12番パー3はエッジから4メートルを沈めてバーディーを先行。だが、最難関の18番は第1打を左バンカーに入れてボギーとし、5番もボギーを重ねた。「チャンスをなかなか作れず、作ったチャンスを無駄にすることも多かった。ショットもブレがあったり、難しいホールもあった。かなり力みが出てしまった。すごく追い込まれているなと思いながら回っていた」と肩を落とした。

 予選2日間はトランプ米大統領の孫娘で、アマチュアのカイ・トランプと同組でプレー。大勢の観客に加え、10人近い警護がつく物々しい雰囲気にも「一生に一度あるかないかの経験」と楽しんだ。まだ高校生のカイの姿に「めちゃくちゃいい子。最初のホールですごく緊張していて、自分の小さい頃を思い出して新鮮だった」とほほ笑んだ。

 米ツアーの年間ポイント順位は104位。今週終了時点でシード圏の100位以内に上げないと12月の最終予選会に挑戦することになる。渋野は「しっかり切り替えて、上位に行けるようにバーディーをたくさん取れたら」と巻き返しを誓った。

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