６番、ティーショットを放ち打球の行方を見る都玲華（カメラ・豊田 秀一）
◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 最終日（２３日、愛媛・エリエールＧＣ＝６５９５ヤード、パー７１）
最終ラウンドが行われ、２１歳ルーキーの都玲華（大東建託）は１バーディー、３ボギーの７３で回り、通算２アンダーの２６位で終えた。メルセデス・ランクは前週の４９位から５０位に落としたが、プロ１年目で初シードを獲得した。
都はシードを争う重圧がかかる大会の最終日を「こんなに体が動かなかったのは初めて。途中は自分に『これを外しても死なないから大丈夫』と思ってやってた」と振り返り、「今年の最初はＱＴはうまくいかず、リランキングを突破して、最低限のシードをクリアできたのは良かった」とかみしめた。
徳島県出身、２００３年度生まれ「ダイヤモンド世代」の都はプロ１年目の今季、２７試合に出場。優勝こそなかったが、メジャーのワールドレディスサロンパスカップで８位、ゴルフ５レディスの４位などトップ１０に４回入るなど、初シードを決めた。
今季を「目の前の一打で悔しいな、もっといけたんじゃないかと思うことがあるけど、これが今の実力だなと思う」と総括。プロ２年目の来季に向けて「ショートゲームなどをオフに徹底してやれば、来年もっと上で戦って優勝争いができるシーンも増えると思う。来年は優勝したい。ＴＯＴＯ（ジャパンクラシック）やリコー（カップ）に出ることが目標です」と見据えた。
◆都 玲華（みやこ・れいか）２００４年２月１８日、徳島市出身。２１歳。８歳の時に父・英樹さんの影響でゴルフを始める。徳島・生光学園高卒。２４年４月に下部ツアーの大王海運レディスでアマチュア優勝。同年１１月に４度目挑戦でプロテスト合格。ドライバーの平均飛距離２５０ヤード。１６７センチ、６０キロ。愛称は「ミヤコレ」。家族は両親と弟、妹。