
今大会で賞金王が決まる可能性がある金子駆大(カメラ・高木 恵)
◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン プロアマ(26日、高知・Kochi黒潮CC=7375ヤード、パー72)
シーズンは残り2試合となり、賞金王争いは佳境を迎えている。今季2勝で賞金ランキング1位の金子駆大(NTPホールディングス)は今大会優勝なら3600円を獲得し、最終戦の日本シリーズJTカップ(12月4~7日、東京よみうりCC=報知新聞社主催)を残して初の賞金王が決まる。
優勝以外でも他の選手の結果次第で戴冠の可能性がある。「誰でも取れるものじゃないと思うし、今後チャンスがあるかも分からないので、賞金王にはすごくなりたい。ここで決まればいいけど、意識しすぎないようにしたい」と平常心を強調した。前週のダンロップフェニックス終了時の賞金ランク1位として、米ツアー最終予選会(12月11~14日)の資格を獲得。「エントリーしました」と明かした。最終戦後に渡米する。
約3700万円差を追うランク3位の蝉川泰果(アース製薬)は「まだチャンスはある位置にいる。賞金王を取るためには、この試合か日本シリーズJTカップでの優勝が必須になってくる。この2試合、優勝を目指して全力で頑張りたい」と意気込みを語った。「追いかける立場なので、やるぞ、という気持ちでいっぱい」。逆転キングへ闘志を燃やした。

