
イベントに参加した松山英樹 (カメラ・頓所 美代子)
男子ゴルフの松山英樹(33)が14日、都内でジュニアレッスンイベントに参加し、全国から集まった17人を熱血指導した。「世界を夢見る次世代を応援したい」という松山の思いに所属先のLEXUSが賛同し実現した「Play Golf with Hideki Matsuyama」は、3年連続の開催。マンツーマンレッスンは予定時間を大幅にオーバーするほど、ジュニアの熱量に全力で応じた。
前週のタイガー・ウッズ(米国)がホストを務める米男子ゴルフの慈善大会、ヒーロー・ワールドチャレンジ(バハマ)で2016年以来の優勝を果たし、9日に帰国したばかりの松山は「一番説得力がある状態で来られたので良かった」と日に焼けた顔に笑みを浮かべた。
今季は米ツアー開幕戦のザ・セントリーで通算11勝を挙げながら、その後はツアーでのトップ10がないままシーズンを終えていた。「状態がそんなに悪くないと思っているなかで、全然結果が出ていなかった。どういう状態になったら結果が出るのかなと思っている状況で優勝できた。なんとなく勝っちゃったなあ、みたいな感じもあるし。でも状態自体悪くなかったんだなっていうのが認識できたので、本当にうれしかった」と口にした。
勝負はアレックス・ノレン(スウェーデン)とのプレーオフまでもつれたが、1ホール目で制した。「プレーオフの方がすごく楽だった。勝ちか負けかなので。プレーオフに入るまでは守らなきゃいけないし、攻めなきゃいけないというところが難しい。プレーオフになった瞬間、攻める一択になったので。逆にプレーしやすかった」と当時の心境を明かした。

