男子ゴルフの元世界ランキング1位で35歳のブルックス・ケプカ(米国)が、サウジアラビアの政府系ファンドが支援する超高額ツアー「LIVゴルフ」から米PGAツアーに帰ってくる。2022~25年にメジャー大会などで優勝した選手に認められる特例措置に合意し、X(旧ツイッター)に「子どもの頃と同じように楽しみにしている」と記した。
22年に競合のLIVゴルフに看板選手として加わったケプカは過去にインターネット番組で少なくとも1億ドル(当時の為替レートで約130億円)の契約金で移籍したことを認めた。それだけに、復帰には厳しい条件が課された。ツアー参加選手が手にできる報酬の放棄なども含まれ、被る金銭的損失はツアーの概算で総額5千万ドル(約80億円)から最大で8500万ドルにも及ぶという。「決断に伴う罰金も受け入れる」とした。
29日開幕のファーマーズインシュアランス・オープンで復帰予定。直近で23年に全米プロ選手権を制すなどメジャー5勝を誇る実力者は、歓迎ムードだけではないと覚悟している。AP通信によると「不快に思う人がいるなら、関係を修復しないと」と話した。
トミー・フリートウッド(英国)は好意的に受け止めつつ「自分が最高のゴルフができると感じるところでプレーしたいんだろう」とおもんぱかった。(共同)

