鈴木愛がツアー新記録18パットで首位浮上 17年ぶりに更新 自らデザイン新ウェアで初優勝へ


2番、ティーショットを放つ鈴木愛(カメラ・馬場 秀則)

2番、ティーショットを放つ鈴木愛(カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 第2日(18日、熊本・熊本空港CC=6595ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、21位から出たツアー通算22勝の鈴木愛(セールスフォース)が18パットでホールアウトし、ツアー最少記録を17年ぶりに塗り替えた。5連続を含む9バーディー、ボギーなしで大会コース記録を2打更新する63(9アンダー)をマークし通算10アンダーの首位に浮上した。

 最終18番パー5。5メートルをねじ込みバーディーで締めた鈴木は、右拳を握った。「そこそこって感じ。(自分のスコアが)6アンダーか7アンダーぐらいかなと思っていたので、最後にスコアを見て『9アンダーだったんや』って自分でビックリした」。記録ずくめのラウンドに笑顔がはじけた。

 5番から大溝雅教キャディーにライン読みを一任し、ストロークとタッチに集中。「ツアーでトップ3に入る苦手なコース」で、パットの名手が本領を発揮した。2回の「0」を含む驚異の18パットでホールアウト。これまでの村口史子(1999年、中京テレビ・ブリヂストンレディス)、飯島茜(2008年、広済堂レディス)、佐藤のぞみ(09年、NEC軽井沢72)の「19」を17年ぶりに塗り替えた。

 今季からアパレルブランド「own is ROSE」(オウン・イズ・ローズ)を立ち上げ、自らデザインしたウェアを着用している。バラは好きな花で「刺々しさも私らしい」。すでに150着ほど完成しており、毎週ツアー会場に、スーツケース4個分となる100着近くを持ち込む。「その時の気分によって着たいウェアが変わるので、なるべく全部持って行きたい」というのが理由だ。この日はバンテリンカラーの緑でまとめた。

 3年前からデザインを画きためてきた。それらを元に、プロが仕立ててくれる。休みの週や空き時間にアイデアをひねり出すことも、気分転換になっている。ただ、絵心はない。「自分の絵が下手すぎて、何を描いているのかよく分からない」。できあがってきたものを見て「あれ、こんなの作ったっけ?」と考え込むことも時々ある。

 1度着たウェアは、試合では再び着ないように心がけている。「試合で着た服は練習ラウンドで着て消化していけたらと今のところは思っている。めっちゃお金かかります(笑)」と明かした。自分でデザインしたウェア姿で、表彰式で記念撮影がしたい。「そうなったら、それがもう一番うれしい」。こだわりの勝負服で、今季初優勝へ逃げ切る。(高木 恵)

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