
10番、ティーショットを放つ藤田さいき(カメラ・渡辺 朋美)
◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日戦(6日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)
午前組の60人がホールアウトした。40歳のベテラン藤田さいき(JBS)が4バーディー、2ボギーの70で回り、午前組では首位の福山恵梨(松辰)と2打差の2位と好スタートを切った。
藤田は、東コースで行われた昨年大会で体調不良ながら、韓国の申ジエ(スリーボンド)とプレーオフの激闘を繰り広げて2位惜敗。今回は「苦手」の西コース開催で、大会前日には「アンダーパーなら万々歳」と話していたが、好プレーを連発。いきなり、スタートホールの10番パー4で、残り92ヤードの第2打を52度のウェッジで1メートルに寄せてバーディー発進した。
「偉い! 私。頑張っている!」と藤田は、冗談めかして自画自賛した。
40歳の藤田が優勝すれば大会史上最年長V。メジャーでは5番目の年長Vとなる。
昨年大会では歴史に残る激闘だった。藤田は、大会前から体調不良に悩まされていたが、気迫あふれる好プレーを連発。しかし、最終日は気温25・2度の夏日となり、暑さによって、さらに体力を削られ、16番ではコース上で座り込んでしまった。「やめるわけにもいかない」と氷袋を首に当てながらプレーを続けた。申と通算7アンダーで並び、プレーオフに突入。1ホール目で敗れた後は、自力で立てず、救急搬送された。「去年のことはよく覚えていないんですよ。最終日は15番くらいから、夢の中でプレーしている感じでした」と藤田は振り返る。
「今年は元気です!」ときっぱり。「ギャラリーの方々にも『体調は大丈夫?』と聞かれました」と苦笑いを浮かべながら話した。
元世界ランク1位で、今大会のアンバサダーを務める宮里藍さんと同じ1985年生まれ。藍さんは2017年に引退したが、藤田は、今もツアーの第一線で戦い続けている。しかも、飛距離ではランク21位(243・17ヤード)と若手にも負けていない。
2022年の大王製紙エリエールレディス以来、4年ぶりのツアー通算7勝目と、2010年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来、16年ぶりのメジャー2勝目へ。そして、大会最年長Vへ。絶好のスタートを切った。40歳のベテラン藤田さいきは今大会の有力な主役候補だ。

