川崎春花、難コース攻略で首位と4打差5位浮上「頭がパンクしそう」愛犬のチワワ「小梅」を形取ったマーカーが相棒


2番、ティーショットを放った川崎春花(カメラ・中島 傑)

2番、ティーショットを放った川崎春花(カメラ・中島 傑)

◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 報知新聞社後援 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(8日、茨城GC西C=6718ヤード、パー72)

 ツアー5勝の川崎春花(23)=村田製作所=が29位で出て5バーディー、2ボギーでこの日ベストの69をマークし、通算1アンダーで首位と4打差の5位に浮上した。初優勝した22年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯に続くメジャー2冠を射程にとらえた。プロ2年目でツアー未勝利の大久保柚季(22)=加賀電子=が69で回り、通算5アンダーで単独首位に浮上した。

 川崎がV戦線に急浮上した。出だしの1番。愛犬のチワワ「小梅」を形取ったマーカーを相棒に狙いを定め、4メートルを沈めてバーディー発進した。8番で初ボギーをたたいても、9番で残り136ヤードの第2打を1・5メートルのベタピン、16、17番を約2メートルに絡めて2連続で伸ばした。強い雨風が舞う前の午前中に69をたたき出し「ミスが少なくていいゴルフだった」と笑った。

 鬼門を突破した。西コースは22年に104位、23年に99位でともに予選落ち。メジャーの難セッティングに苦戦した。今回も「グリーンが小さくて難しい。頭がパンクしそう」と苦笑するが、初日の一時4オーバーから戻した。2日連続でアンダーパーはわずか8人(初日は120人、2日目は119人中)の難コースで自身初の予選通過を決めた。

 昨年はショットの不調に悩まされ、予選落ち12回、年間ポイントランク76位でシード落ちした。「振ってもどこに飛ぶか分からなくて不安があった」。自身の好調時の動画を見返してスイングを修正。「タイミングとか前の方がキレが良かった。試行錯誤してます」と感覚を取り戻した。

 昨夏に体重が5キロ減り「去年はあんまり体力がなかった」。オフに筋トレに加え、間食にうどんやスイーツなど食事量を増やし「とにかくいっぱい食べて体力がついた」と5キロ増でベストに近い52キロ弱に戻した。連戦を戦い切る体力と力強いスイングも復活。今季の目標は「まずはシード権を取りたい」と明確だ。

 2年ぶりのツアー優勝とメジャー2冠を射程にとらえた。「また優勝したい気持ちはあるけど、目の前の一打に集中したい」。今月1日に23歳の誕生日を迎え、ファンからもらった蜂の形のピアスをつけた川崎は「変化? ないですよ。変化できるように頑張ります」。新たな船出を自らで祝う。(星野 浩司)

 ◆川崎 春花(かわさき・はるか)2003年5月1日、京都市生まれ。23歳。父親と姉の影響で7歳からゴルフを始める。大阪学院大高2年時に全国高校選手権春季大会優勝。21年プロテスト合格。22年のメジャー、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初優勝。24年に3勝を挙げ、年間ポイントランク9位。通算5勝。158センチ、52キロ。家族は両親と姉。

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