
今大会が引退試合となるアン・ソンジュは練習場で調整した (カメラ・豊田 秀一)
◆女子プロゴルフツアー 延田グループ・マスターズGCレディース プロアマ戦(21日、兵庫・マスターズGC=6520ヤード、パー72)
日本ツアーで4度の賞金女王(2010、11、14、18年)に輝き、通算28勝を挙げた39歳のアン・ソンジュ(韓国)が会場で最終調整し、日本ツアー引退試合に向けて意気込みを語った。
アンは13日に自身のインスタグラムで今大会での日本ツアー引退を表明した。改めて決断理由を聞かれ、「戦える力がなくなった。飛距離も30~40ヤードくらい落ちたけど、コースの距離は長くなった。実力が2、3、4日目まで持たない。昔はトレーニングは週2~3回やって体力は持ったけど、今は週5回やっても1~2日持てばうまく持ったなという感じ。調子が上がらず、限界まで来たなと思った」と明かした。永久シードを持つ韓国ツアーについても「全部出るのは今年まで。来年からシニアツアーに出ようと思う」と語った。
8月末、大会アンバサダーのイ・ボミさんに出場をお願いし、主催者推薦での参戦が決まった。2018年に最後の優勝となる28勝目を飾った大会で日本ツアー最後の試合を迎え「私はすごくラッキーな人だと思う」と笑顔。予選ラウンドは、多くの試合で優勝を争ってきた40歳の横峯さくら(エプソン)、36歳の木戸愛(日本ケアサプライ)と同組となり「一緒の時代に一緒に頑張った選手と最後の試合で回れるのは良かった」とかみしめた。
2024年のNEC軽井沢72以来、2年ぶりの日本ツアー参戦。夫でプロゴルファーのキム・ソンホさん、5歳になる男児と女児の双子は大会初日の22日に観戦する予定だ。アンは右肩を痛め、2週前に痛み止めの注射を打って大会に臨むが、「一生懸命頑張って、予選を通れば最高だと思う。もし予選で落ちても笑顔で楽しくプレーしたい。まず2日間、頑張ります」と声を弾ませた。
◆アン・ソンジュ 1987年8月31日、韓国・広州市生まれ。39歳。小学6年からゴルフを始め、数々のアマタイトルを獲得し、ナショナルチームでも活躍。2005年にプロ転向し、07年に韓国女子オープンで優勝。10年から日本ツアーに参戦し、10、11、14、18年と4度の賞金女王に輝く。14年末にプロゴルファーのキム・ソンホさんと結婚。21年5月に男女の双子を出産。日本通算28勝。160センチ、68キロ。

