【古川尚樹の体とシャフトをフィッティング】(1)初心者ほどシャフト選びを


多様なシャフトを研究し、多くのゴルファーを指導してきた古川プロ

多様なシャフトを研究し、多くのゴルファーを指導してきた古川プロ

 上達の早道はシャフトの見直しから―。「フジクラゴルフ相談室木場店」(江東区木場)で様々なタイプのゴルファーを指導する古川尚樹プロ(54)が、シャフトの選び方と、シンプルなスイング理論を紹介する。第1回は「アベレージこそシャフト選びが大事な理由」だ。
 JGTOトーナメントプロの古川尚樹です。私はアベレージゴルファーや初心者を数多く指導してきましたが、皆さん、あまりシャフト選びに熱心ではないように感じます。「自分はあまり力がないから『R』くらいかな?」とか、「リシャフトをするというのは上級者」という具合です。
 しかし、それは間違いです。実力を十分に発揮するには、プレースタイルにぴったりのシャフトとの出会いは必要不可欠なのです。自分に合わないタイプのシャフトは、上達の大きな障害になります。
 なかには、スイングをシャフト(クラブ)に合わせたりしてセンスでカバーしてしまう方もいます。それでは本末転倒。シャフトとの相性の悪さは、疲労やトラブルに見舞われた時にミスショットという形で露呈することがほとんどです。
 アベレージゴルファーや初心者の方こそ、自分に合ったシャフトを選んで練習していく必要があります。次回はシャフト選びのポイントの3要素「長さ」「硬さ」「重さ」について説明します。

 ◆古川 尚樹(ふるかわ・なおき)1961年7月5日、東京都生まれ。54歳。86年プロ合格。91~93年、フロリダミニツアーに参戦。2勝し、本場のティーチングも学ぶ。「フジクラゴルフクラブ相談室」木場店(江東区木場1の5の10 深川ギャザリア内プラザ棟4階、TEL03・5857・2600)でツアープロからアマチュアまで幅広く指導。相談室詳細は(www.fujikura‐gcs.com)で紹介中。

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