腰痛で2月以降、静養していた男子ゴルフの石川遼(24)=カシオ=が4日、日本プロゴルフ選手権日清カップヌードル杯が行われる北海道・勇払郡安平町に会場入りした。今年2月の米ツアー以来約5か月ぶりの実戦復帰に向け、10番からの9ホールを練習ラウンド。腰への負担を減らす新打法も披露し、再起への第一歩を踏み出した。
約3時間の練習ラウンド後、石川は明るい表情で話した。「腰? 完璧に近いです。順調っすね。この1か月は週3日はラウンドしていたので」。この日手にしたドライバーは、昨年12月の日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)でメジャー初優勝を飾った時と同モデル。従来よりも力感が少なく、フィニッシュの手は低めに決まっていた。
盟友・松山のリオ五輪辞退についても言及。「やっぱり五輪があることで、日程が変わって体調に考慮しなきゃいけない。一人の選手としてはよく分かりますね」と理解を示していた。