◆報知新聞社主催 ▽全日本クラブチャンピオンズ第55回報知アマゴルフ選手権第1日(20日、京都・城陽CC)
出場選手中最年少の浅井雄一郎(19)=有馬=が、7バーディー、3ボギーの4アンダー68で2位発進した。トップには1打差67の庄司由(28)=東千葉=が立ち、第53回大会チャンピオン森中健介(30)=有馬=ら4人がパーの72で続いた。唯一の女性選手・塩田美樹子(葉山国際、34)は、後半持ち直したものの9オーバーの81と出遅れた。
先輩ゴルファーたちが起伏の激しいコースと猛暑に苦しむ中、19歳の新星が好スタートを切った。疲れ切ったような顔が並ぶ中、浅井は「パッティングが良かったですね」と7バーディー、3ボギーの内容を余裕で振り返った。
若さの特権だろう。狭いホールでクラブの選択に迷いがちだが「8番でスプーンを持った以外は全てドライバーでいった」強気の姿勢がスコアにつながった。吸収力もある。パッティングに苦しんできたが、ヒントは意外なところにあった。今年のプロテストの2次で、一緒に回った選手のリズムがいいことに気がついた。参考にして、ゆっくりストロークしていくイメージで今大会に臨んだ。
分からないことがあれば「森中先輩に電話して教えてもらっている」と感謝した。8月30日から4日間、最終プロテストが控えている。しかし「この大会では先輩2人が優勝しているので、まずはそれに続きたい」とプロテスト合格前に、タイトル取りを誓った。