男子プロゴルフツアー通算30勝の日本プロゴルフ協会・倉本昌弘会長(60)が1日、九重親方の急死を悲しんだ。この日、埼玉県内で「若くしてがんで逝ってしまって…。本当に寂しいですね」と「親友」の死をしのんだ。
30年以上の付き合いで、最後に会ったのは半年前。食事をともにしたが「1年前に膵臓(すいぞう)がんの手術を受けたけど、リンパに転移してだいぶ痩せていた。名古屋場所に行くと聞いて『暑いから気をつけてよ』と連絡したんですが…」と残念がった。現役時代は「競技は違うけど優勝回数を競い合ったライバル」。互いに優勝するたびに一緒にゴルフへ出かけた。「ウルフはドライバーは飛ばないけど、アイアンは腕力でめちゃくちゃ飛んだんですよ」と懐かしんだ。