◆米男子プロゴルフツアー ウィンダム選手権第1日(18日、米ノースカロライナ州セッジフィールドCC)
7月の海外メジャー、全米プロ選手権以来の実戦復帰となった松山英樹(24)=LEXUS=は5バーディー、1ボギーの66で首位と3打差の8位で発進した。オフで一時帰国中に、リオ五輪の日本選手の活躍をテレビで見て、20年東京五輪でのメダル取りへ意欲を見せた。岩田寛(35)=フリー=は70で75位と出遅れた。63で回ったリオ五輪5位のラファエル・カブレラベロ(32)=スペイン=、ケビン・ナ(32)=米国=が首位に並んだ。
好スコアで新たなスタートを切った。2週間のオフ明けの松山は「一発もいい球を打っていない」と、ショットに不満を募らせた。10番から出て、ショットが悪い分、「ちょっと安全にいこう」とプレーしたのが功を奏して2、5、8番でバーディー。9番は2メートルのパーパットを沈めた。悪いなりにまとめて66を出し、「スコアは良かった」と結果には満足した。
出場を辞退したリオ五輪の期間中に日本へ一時帰国した。「競泳の個人メドレーのメダル獲得を見た。すごいと思った」。萩野公介(東洋大)らの活躍に刺激を受けた。男子ゴルフは1ホールだけ見て「すごいなと思った。でもうらやましいとは思わなかった」という。4年後の東京五輪へは「日本人が活躍するのを見ると、自分も(メダルを)取ってみたいと思う」と胸の内を語った。「それまでにたくさんやることはある。まずは目の前を頑張りたい」と話し、ショットの修正へと向かった。