亀代、3位だマスターズへ好位置!


 ◆男子アマチュアゴルフ アジアパシフィック選手権第2日(7日、韓国・ジャック・ニクラウスGC)

 【仁川(韓国)7日=浜田洋平】7月の日本アマチュア選手権覇者の亀代順哉(21)=大阪学院大4年=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算7アンダーで4位から首位と3打差の3位に浮上した。太もも周り70センチの下半身から放たれるパワーが最大の武器。大会優勝者に与えられる来年の海外メジャー・マスターズの出場権獲得へ好位置につけた。ブレット・コレッタ(豪州)が10アンダーで単独首位。

 規格外のパワーを発揮した。左ドッグレッグの4番パー4。亀代は第1打で池越えの最短ルートで310ヤードのビッグドライブを披露。ピン奥のラフに入れたが、アプローチで寄せて楽々とバーディーを奪った。「飛距離は十分、戦えている。自信を持っています」。アジアの大舞台で7アンダーの3打差3位につけた。

 身長は167センチながら体重85キロ。農家を営む祖父母の手伝いで、小さい頃から20キロ以上の米袋を運んで下半身を鍛えた。今では太もも回りが70センチもあり、既製品のウェアが合わず特注。ゴルフショップでサイズを測った際、ラガーマンと間違えられた。「お尻も鍛えているので、疲れてきてもバランスを崩さず振れる」と自慢の下半身をさすった。

 9月の世界アマに続いて国際大会2試合目。「上だけを見てやりたい」。徳島・那賀郡の田舎町で育った若武者は、来年4月のオーガスタを見据えている。

 ◆亀代 順哉(かめしろ・じゅんや)1995年2月7日、徳島・那賀郡生まれ。21歳。11歳から姉の影響でゴルフを始め、香川西高から大阪学院大に進学。今年4月の東建ホームメイトカップでは、301・25ヤードでドライビングディスタンス賞を獲得して6位に。8月の日本アマで優勝。血液型A。167センチ、85キロ。

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