勇太、2位も銀コレクター返上だ!


 ◆男子プロゴルフツアー ツアーワールドカップ第2日(7日、茨城・石岡GC)

 20位から出たリオ五輪日本代表の池田勇太(30)=日清食品=が4バーディー、ボギーなしの67で回り、通算7アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。4位で出た韓国の宋永漢(25)=新韓銀行=が9アンダーで単独首位に。初日首位発進したツアー未勝利の海老根文博(41)=フリー=は72でスコアを1つ落としたが、6アンダーの3位で優勝争いに踏みとどまった。

 池田がうんざりした表情でぼやいた。「疲れてます。2位ばっかりですから、へへへ」。ANAオープン、トップ杯東海クラシックと最近3試合のうち2試合で、最終18番でボギーをたたいて1打差の2位で優勝を逃した。この日も2位の好位置につけたが、2番で1メートル、3番で1・5メートル、6番で50センチのバーディーパットを外すなど「言い出したらきりがない」ほどのバーディーチャンスを逃した。「話にならない。こんなゴルフを何週間も続けている」と不満たらたらだった。

 09、10年に2年連続最多勝となる4勝を挙げたが、11~16年は6年連続で年間1勝にとどまっている。「ショットもパットも悪くない」と自覚しているだけに、「何かきっかけになるキーポイントを見つけたい。タイミングなのかルーチンなのか。それが見つかれば楽にゴルフできる」と手探りを続けている。自己最速となる開幕4戦目で優勝した4月のパナソニックオープン以来の今季2勝目が、「2位」の呪縛を解くカギとなる。(勝田 成紀)

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