マスターズ切符へ!日本勢6人全員決勝R進出


 ◆男子アマチュアゴルフ アジアパシフィック選手権第2日(7日、韓国・ジャック・ニクラウスGC、6457ヤード、パー72)

 日本人では10、11年に松山英樹が連覇を果たし、優勝者には来年のマスターズ出場権が与えられる夢のある大会。予選ラウンドを終え、日本勢は6人全員が決勝ラウンドに進出した。

 昨年の日本アマチュア選手権覇者の金谷拓実(18)=広島国際学院高3年=は通算4アンダーで7位をキープした。宿舎では日本勢で食事をともにするなど、個人競技ながらチーム力は上り調子。ライバルとなってマスターズへの挑戦権を争う中、トップ10に日本人が3人いる状況に「お互いに(順位を)意識はしているけど、口には出さない。どうしてもみんなが勝ちたいので。相乗効果を生んでいる」と切磋琢磨(せっさたくま)できる仲間の存在に感謝した。

 初出場の比嘉一貴(21)は東北福祉大からコーチとトレーナーが帯同。1オーバーの17位で予選を通過したが「スタートでボギーがきて、きのうと一緒で耐えるゴルフになった。不満足です。優勝争いできると思っていたので、この位置は悔しい」と唇をかんだ。

 9歳から米国に渡り、テニスの錦織圭(26)も留学していたIMGアカデミーで中学2年から腕を磨く大西魁斗(17)は2オーバーの21位。「後半はきのうと違って、いいゴルフができた。あしたは爆発できたら」。東京から応援に駆けつける両親に活躍する姿を見せたいところだ。

 2年連続出場の石徳俊樹(22)=大阪学院大4年=は73で回り、7オーバーの49位。「耐えて、耐えての1オーバーだった。ホッとしている。せめて1回はアンダーパーで回りたい」と巻き返しを誓った。

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