マスターズ出場へ6差3位の亀代順哉は逆転V諦めず「優勝しか意味がない」


アジアパシフィックアマチュア選手権に出場し、2番で第2打を放った亀代順哉

アジアパシフィックアマチュア選手権に出場し、2番で第2打を放った亀代順哉

 ◆男子アマチュアゴルフ アジアパシフィック選手権第3日(8日、韓国・ジャック・ニクラウスGC、7062ヤード、パー72)

 日本人では10、11年に松山英樹が連覇を果たし、優勝者には来年のマスターズ出場権が与えられる夢のある大会。第3日を終え、日本勢6人が戦いぶりを振り返った。

 日本人最上位の3位となった亀代順哉(21)=大阪学院大4年=は、通算8アンダーで3位。首位との差は3から6に広がったが「優勝しか意味がない。優勝するために(最終日は)前半から猛チャージできるよう、しっかり休んで臨みたい。攻めていく」と逆転Vを諦めていない。15年日本アマチュア選手権覇者の金谷拓実(18)=広島国際学院高3年=は6アンダーで7位から5位に浮上。「首位との差は大きいけど、まだ何が起こるか分からない。自分のプレーでスコアを伸ばしたい。強い気持ちを持てば戦える」と日本男児の意地を見せるつもりだ。

 初出場の比嘉一貴(21)は東北福祉大からコーチとトレーナーが帯同。この日のベストスコアタイとなる67をマークした。5バーディー、ボギーなしの通算4アンダーで17位から6位に浮上し「順位を気にせず、どんどん攻めたい。何個バーディーを取っても攻める気持ちで」と意気込んだ。

 初日2位の小斉平優和(こさいひら・ゆうわ、18)=茨城・日本ウェルネス高3年=は1アンダーの10位。「悪いショットはあまりない。風が読めなかった」と振り返った。9歳から米国に渡り、テニスの錦織圭(26)も留学していたIMGアカデミーで中学2年から腕を磨く大西魁斗(17)はイーブンパーの13位。「1位と差があって納得はいかないけど、他の2日間と比べて成長している」と話した。

 2年連続出場の石徳俊樹(22)=大阪学院大4年=は7オーバーの35位。「最後はアンダーパーを出してフィニッシュしたい」と巻き返しを誓った。

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