亀代、日本勢トップ3位キープ


 ◆男子アマチュアゴルフ アジアパシフィック選手権(8日、韓国・ジャック・ニクラウスGC)

 首位と3打差で出た亀代順哉(21)=大阪学院大4年=が2バーディー、1ボギーの71で回り通算8アンダー。日本勢トップの3位をキープしたが、首位との差は6打に広がった。国際大会2試合目の飛ばし屋は、優勝者に与えられる来年4月のマスターズ出場権獲得を諦めない。ブレット・コレッタ(豪州)が14アンダーで首位をキープ。

 初体験の衝撃だった。出だしの1番。第1打を気持ち良く打った亀代はフェアウェー右に乗せたが、同組のデービスとコレッタのボールは自分より20ヤード以上も前にあった。「しっかり300ヤード飛んでいるのに。何で?」。飛距離自慢の21歳にとって、日本で第2打を先に打つことはめったになく「リズムが違う。初めてでビックリした」と戸惑いを隠せなかった。流れに乗れないまま71にとどまり、首位との差は3打から6打に広がった。

 2位のデービスは、亀代が61位に終わった9月の世界アマチュア選手権で優勝。首位のコレッタには追い風だと50ヤード近く差をつけられた。小技のレベルも高い2人に「ギャラリー化して見てしまった」と脱帽。それでも日本人では10、11年大会を連覇した松山英樹以来のマスターズ切符奪取へ「優勝しか意味がない。前半から攻めていく」と逆転Vをあきらめない。

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