日本OP優勝・松山に東北福祉大・阿部監督「米国に行って人間的にも成長して明るくなった」


 ◆男子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本オープン最終日(16日、埼玉・狭山GC、7208ヤード=パー70)

 1打差の単独首位で出た松山英樹(24)=LEXUS=は5バーディー、4ボギーの69で回り、2位に3打差をつける通算5アンダーで自身初の国内メジャー制覇を果たした。

 松山は昨年11月以来、今年初の日本ツアー参戦。10日の月曜日にコース入りした後、練習やラウンド後に連日、行列をつくるファンに一人一人、丁寧にサインを書いた。関係者によると、宿舎でもスポンサーや関係者に頼まれた色紙などにサインをしており「1週間で3000枚以上はしているはず」。

 東北福祉大時代に指導し、今年の全米プロなども応援に訪れた阿部靖彦監督(54)は目を細める。「米国に行って人間的にも成長して明るくなった。米ツアーの選手は自らペンを持ち歩き、可能な限りファンにサインする。それで喜ぶ子供とかの姿を見て、英樹もトッププロとして大事なことを学んだんだと思います」。技術面だけにとどまらない変化を実感していた。(榎本 友一)

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