上原彩子、女子ツアー史上最悪の「69オーバー141」…自らルールを勘違い


10番、ティーショットを放つ上原彩子

10番、ティーショットを放つ上原彩子

 ◆女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス第2日(12日、千葉・グレートアイランドC、6639ヤード、パー72)

 まさかのハプニングが起こった。米女子ツアーを主戦場に戦っている上原彩子が自らの勘違いにより、1日のスコアとしては日本女子ツアー史上最悪となる「69オーバー141」を記録した。

 11日の大会初日は早朝から雨が降り続いた。フェアウェーはぬかるみ、球に泥がつきやすい状況に。そのため競技委員会では大会初日のスタート前に「フェアウェーとカラーにある球は、マークした後で罰なしに拾い上げて拭くことができる」と、追加で特別規則を設けた。ところが上原彩は第1日に「拭いた後でワンクラブレングス(以内に)動かせると思った」と誤って解釈。ボールを拭いた後で、誤った場所にボールを移動させてプレーしてしまった。

 第2ラウンド前に自ら勘違いに気付いて申告。まずは誤った処置を15ホールで合計19回行ったため、1回の処置につき2罰打が科せられ計38罰打。それに加え、15ホールで過少申告したため計30罰打。初日の1オーバー73のスコアに合計68罰打が科せられて、69オーバー141。第2日は5バーディー、1ボギーの68で回ったが、通算65オーバーの最下位で予選落ち。「間違って解釈していた。自分がきちんとしていなかったのが悪い」と肩を落としていた。

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