今季3勝を挙げ、初の賞金王を手にした池田勇太(30)=日清食品=が5日、都内で日本ゴルフツアー機構(JGTO)の年間表彰式に出席した。青木功会長(74)から「Most Impressive Player(MIP)賞」を贈られるなど、7冠を獲得。壇上に上がると「念願が叶いました。プロ10年目で賞金王と最優秀選手賞など、7つの冠をいただいた。自分自身が一回り大きくなれた」と感謝の言葉を並べた。
今季は3タックズボンと角刈りに別れを告げた若大将。この日はちょうネクタイ姿で参加し「(衣装について)ここに立たせてもらう前に青木(JGTO)会長に相談した。2つ選択肢があって『今のこれでいいんじゃないか』と。普段は青木さんの言うことを聞かない僕ですが、今日は聞かせてもらった」と会場の笑いを誘った。
世界ランクは年末時点での50位以内が確定し、6年ぶり3度目となる来年4月のマスターズ(米ジョージア州オーガスタナショナルGC)の切符を獲得。「2016年にやってきたことが、2017年につながるようにやっていきたい。自分のゴルフを見せられたら」と意気込んだ。