国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は11日、米ツアーを主戦場とする松山英樹(24)=LEXUS=から、2017年の日本ツアーメンバー登録を見送る連絡を受けたことを発表した。関係者からこの日、JGTOに電話が入り「今季の登録は見送らせていただきます。来年はまた考えさせていただきます」という内容だったという。
松山は13年に日本ツアーの賞金王となり、18年までの5年シードを獲得。14年から主戦場を米ツアーに移し、JGTOが海外ツアー参戦選手に科した年間5試合の出場義務試合を消化できないため15、16年と日本ツアーへの登録を見送った。JGTOは昨年6月の理事会で松山へのシード失効と制裁金の解除を決定。しかし、松山側は他の選手も含めた撤廃を求めて再登録を見送ってきた。JGTOは先月、海外ツアー参戦選手に科していた出場義務試合を3試合に減らし、罰則を撤廃。それを受けて、松山側は再登録の検討に入っていた。メンバー登録しなくても、主催者推薦で年間6試合には出場できる。