川岸史果、全米女子OP初切符…父・良兼に「通りました、って報告します」


全米女子オープンの切符を手にした川岸史果

全米女子オープンの切符を手にした川岸史果

 ◆ゴルフ 全米女子オープン日本地区最終予選(22日、滋賀・日野GCキングC)

 川岸史果(22)=加賀電子=が最後の1枠を4人で争ったプレーオフ(PO)を3ホール目で制し、初の本戦(7月13~16日、米ニュージャージー州トランプナショナルGC)切符をつかんだ。森田遥(20)=フリー=、葭葉(よしば)ルミ(24)=富士住建=、台湾のサイ・ペイイン(26)=京豊エンジニアリング=も出場する。

 人生初の1日39ホール目。一騎打ちでボギーとした渡辺に対し、川岸はパー5で2オンに成功してバーディーを奪った。前日21日の中京テレビ・ブリヂストンレディス最終日に優勝争い(3位)をしており、「最後は足が痛くなってつらかった。うれしい反面、お互いご苦労様という感じ」と振り返った。

 英文が書かれた本戦チケットを手にすると「ワクワクが体からしみ出てくるくらいうれしい」と実感が湧いた。昨夏プロテストに合格したばかりの22歳が海外メジャー初出場。通算6勝の父・良兼(50)は4度出場し、史果が1歳になる前の95年全英の79位が最高。「大変だったよ」と聞き、あこがれていたメジャーの舞台に手が届いた。PO前には父からLINEで「グッドラック」と激励を受け、「通りました、って報告します。最終日最終組で回りたい」と目を輝かせた。(岩原 正幸)

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