宮里優作、次週までの賞金ランク2位以内確定で全英OP出場決定…優勝はチャン・キム


全英オープン出場が決まった宮里優作

全英オープン出場が決まった宮里優作

 ◆男子プロゴルフツアー報知新聞社特別協力ミズノオープン 最終日(28日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7404ヤード、パー72)

 上位4人が海外メジャー第3戦、全英オープン(7月20~23日・ロイヤルバークデールGC)切符を獲得する大会は、チャン・キム(米国)が、抜群の飛距離を武器に5打差の圧勝で初優勝を遂げた。

 188センチ、105キロの27歳は日本ツアー本格参戦3年目での初優勝で、初の全切符も手に入れた。「昨夜は重圧で4、5回目が覚めて眠れなかった。ギャラリーがサポーターのように温かく見守ってくれたので、安心してプレー出来た。15歳でハワイで、(1987年の日本ツアー賞金王で通算14勝の)デビッド・イシイさんにコーチについてもらったのがきっかけで日本ツアーに来ました。全英オープンはすごく楽しみです」

 5打差の2位のマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)「今日はとても良いラウンドが出来た。ドライバーが1日通して凄く良かった、ミズノオープンでは去年5位、13年と14年は6位だったから、やっと初の全英出場権を獲得できた。海外メジャーも初出場なのですごく楽しみ」

 7アンダーの3位アダム・ブランド(豪州)「(日本ツアー屈指のレフティーは)良いゴルフが出来た。2年ぶりに全英オープンに出場できることはとても興奮している。過去2回は予選落ちしているので、次こそは良いプレーをしたい」

 昨年大会覇者の金庚泰(韓国)、W・J・リー(韓国)が6アンダーの4位で並んだが、世界ランクの差で80位の金庚泰が426位のリーを上回り、2年連続6度目の全英切符を獲得した。昨年大会覇者でもある金は「僕はこのコースが好きで、難しいコンディションの方がいい。グリーンが硬くてラフも長くて。17、18番でパーなら通ると思っていた」

 上位4人に日本人が入れなかったのは、2011年大会以来6年ぶり2度目となった。一方で、今季2勝で賞金ランク1位の宮里優作選手会長は、次週のメジャー、日本ツアー選手権森ビル杯(6月1日開幕、茨城・宍戸ヒルズCC)までの賞金ランク2位以内が確定。2年連続3度目の全英オープン出場が決定した。「(2年連続3度目の全英切符に)連続して出ることが大事なのでうれしいですね。(過去2度は予選落ち)そろそろ慣れないと。天候に対応出来ないでいたんですが今週は、全英のいい練習ができた。ローパンチ(弾道の低い)の球を打てるようにね」

 日本勢では昨年の日本オープン王者・松山英樹、昨季の日本ツアー賞金ランク1位の池田勇太、同2位の谷原秀人も全英切符を手にしている。

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