◆欧州男子プロゴルフツアーBMW欧州プロ選手権 最終日(28日、英国・ウェントワースC=7284ヤード、パー72)
日本から唯一出場の谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=は4打差5位から出て5バーディー、1ボギーの68をマーク。一時は首位と2打差まで迫ったが、通算8アンダーの3位タイで終えた。18位から出て、62で回ったアレックス・ノレン(34)=スウェーデン=が、11アンダーで逆転優勝を飾った。
第1ラウンドは、パー5の18番で9をたたくなど「76」で116位と大きく出遅れた。だが、1年ぶりに再結成した、同じ広島・尾道市出身の原田真由美キャディーとの“幼なじみタッグ”で第2ラウンド以降、快進撃を演じた。第3ラウンドには全体のベストスコア67をマーク。日本ツアー屈指のパット巧者は、3日連続の60台で昨秋の世界選手権シリーズ、HSBCチャンピオンズの松山英樹以来となる欧州ツアー制覇こそならなかったが、堂々と優勝争いに加わってみせた。
また、今大会後帰国し、日本ツアー選手権森ビル杯(6月1~4日、茨城・宍戸ヒルズCC)に出場することも決まった。昨季の日本ツアー賞金ランク2位は、1月から欧米ツアーなどで海外転戦を続けており、今季国内初戦となる。昨年3位だった国内メジャー第2戦。国内での日本ツアー出場は、昨年12月の日本シリーズJTカップ以来となる。