◆米男子プロゴルフツアー メモリアル・トーナメント第2日(2日、米オハイオ州ミュアフィールドビレッジCC)
13位で出た松山英樹(25)=LEXUS=は4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算イーブンパーで40位に後退した。14年に米ツアー初Vを飾った大会だが、首位とは14打差で3年ぶりの優勝は絶望的に。石川遼(25)=カシオ=は4オーバー78位、池田勇太(31)=フリー=は9オーバー113位で、ともに予選落ちした。ジェーソン・ダフナー(米国)が14アンダーで単独首位。
松山は12番でピン奥1・2メートルから3パットでボギーとするなど合計31パット。16番は第1打を池に入れてダボとした。ショットもパットも思うようにいかず、14年に制した好相性のコースで首位と14打差の40位に後退し「クラブを全部折ってやろうかというくらい、内心は切れている」と憤りをあらわにした。
2週後には海外メジャー第2戦の全米オープンを控える。日本人初のメジャー制覇の期待がかかるが「全部がひどい。いいショットもあるけど、それが続かないし、そういう意味ではあまり(復調の)兆しはない」と悩みは深刻だ。今大会前には、女子で現役引退を発表した宮里藍に「メンタルコーチを一番最初にお願いしようかな」と話していた。「何とかしたいけれど、なかなかいい策がない」。スランプ脱出には藍の助言が必要なのかもしれない。