成田美寿々、藍と抱き合い涙…「神様」の魂継ぐぞ


宮里藍(左)と抱擁する、成田美寿々

宮里藍(左)と抱擁する、成田美寿々

 ◆女子プロゴルフツアー・サントリーレディス 最終日(11日、六甲国際GC)

 15年大会覇者の成田が「神様」と心酔する藍との18ホール後、涙をこぼした。18番グリーン上で抱き合い、藍の目に涙を確認するともらい泣き。「人生で一番楽しかった。最高でした。(優勝も)比べものにならないです」とうなずいた。

 ゴルフを始めるきっかけが藍だった。「今ここにいるのは藍さんのおかげ」。国内最終ラウンドの可能性のある中で同組となり「私も持ってるな」と感激。藍の大ファンを公言する父・俊弘さんも「少し早い、父の日の最高のプレゼント」と18ホールついて歩いた。

 ところが74と伸ばせず、藍に3打及ばず。「4日間で勝負しようって話していたのが、最後直接対決で負けました(笑い)。今日、良いところを見せて『後は任せて下さい』って言いたかった」と悔やんだ。ホールアウト後、藍に「みっすー、ありがとう!」と書かれたサイン入りボールをもらい「続くのは私たちの年代でありたい。一生の宝物です」と藍魂の継承を力強く誓った。(榎本 友一)

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