比嘉、4年ぶり復活Vへ執念の首位キープ!通算3勝目狙う


ホールアウトし同組の下川めぐみ(左)と抱き合う比嘉真美子(カメラ・今西 淳)

ホールアウトし同組の下川めぐみ(左)と抱き合う比嘉真美子(カメラ・今西 淳)

 ◆女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72第2日(12日、長野・NEC軽井沢72G北C)

 単独首位で出た比嘉真美子(23)=フリー=が69で回って11アンダーとし、韓国のキム・ハヌル(28)=HITE JINRO=と首位で並んだ。初めて初日から2日連続で首位に立った比嘉は4年ぶりの通算3勝目を狙う。

 16番。約6メートルのパーパットを沈めた比嘉は、右手を強く握りしめた。第3打がグリーン右手前のバンカーのアゴに突き刺さり、球が半分見えなくなるほどの目玉になった。絶体絶命からのスーパーパーセーブに「2日間で一番うれしかった」と笑った。

 16番の2打目は右に曲げてラフへ。ボールの15センチ前に岩があっても「打てるところにあればいい」と動じなかった。14年秋頃からドライバーイップスとなり、17戦連続で予選落ち。「悪いプレーをいっぱいして、怖いものがなくなった」。どん底を経験し、割り切った考えを身に着けた。

 松山英樹を尊敬し、全米プロの活躍もチェック。「メジャーで優勝争いしている彼を見て『私も緊張なんかしてられない』と思った。優勝するためにはスコアを伸ばすことが大事」。初日から首位を守ったのは初めて。4年ぶりの復活Vへ、気合をみなぎらせた。(高橋 宏磁)

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